[静かな空をもとめて] 第2次新横田基地公害訴訟原告団

第5回口頭弁論期日が開かれました

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2014.09.03

第5回口頭弁論期日が開かれました

 2014(平成26)年9月3日、東京地裁立川支部で第5回弁論期日が開かれました。
 今回の期日までの原告被告双方の提出書面は次のとおりです。

提出書類

  • 原告側
    • 準備書面(5)-横田基地の公共性に関する国の主張に対する反論
    • 準備書面(6)-周辺対策(住宅防音工事)に関する国の主張に対する反論
    • 申立予定の現地検証について(現地検証に関する意見書)
    • 証拠書類-各種文献、報道記事など(主に準備書面(5)に関連するもの)
  • 被告(国)側
    • 準備書面(6)-地上騒音に関する主張
    • 準備書面(7)-自動騒音測定データに関する釈明
    • 準備書面(8)-「危険への接近」論に関する主張
    • 証拠書類-上記準備書面(6)~(8)に関連する各種資料

弁論の内容

 本日の期日では、原告(住民)側の準備書面(5)と(6)の内容について、弁護団から口頭での説明をしました。
 横田基地には公共性があるといっても、騒音被害を正当化するような高度の公共性は認められないこと、横田基地が存在するメリットより被害の方が大きいこと(準備書面(5))、住宅防音工事で被害が減少するという主張は、密閉された家の中に閉じ籠もった生活を強いるようなものであり、現実に騒音をまき散らしていることをごまかしていること(準備書面(6))を、裁判例などを踏まえて説明しました。

検証実施の提案

 さらに、原告(住民)側では、今後騒音被害地域における現場検証を求める予定ですが、それに向けて、検証候補地や実施予測時間などを書面で提案しました。
 国側は上記の書類を提出しただけで、内容についての説明等はありませんでした。
 現地検証については、従来国側は、防音工事施工済みの住宅・施設での検証を求めることが多くありましたが、今日の段階では、特に考えていないということでした。
 この点は、今後の進行協議期日で詰めていくことになります。

環境庁方式による騒音コンターの提出を予告

 また、国側では、環境庁方式による騒音コンターを、近々証拠として提出する予定があることを予告しました。現在の防衛施設庁方式による騒音コンターは、実際の騒音被害に比べて過大だというのが国側の主張ですので、大幅に狭めたコンターを示してくるのは確実と思われます。

今後の予定

 今後の予定としては、国側から提出されている書面(地上騒音、騒音測定データ、「危険への接近」論など)に対する反論を準備するとともに、現地検証についての具体化、原告本人尋問、専門家証人などの準備を進めていくことになります。

次回期日

第6回期日は、

2014(平成26)年12月3日 午後2時~
東京地方裁判所立川支部(民事第1部)101号法廷

です。

進行協議期日が予定されています

 また、次回期日に先立って、2014(平成26)年10月15日午前11時、進行協議期日が開かれます。今後の検証の進め方や立証計画等について、裁判所、原告(住民)、被告(国)の三者で協議をする手続きです。
 こちらは主に弁護団と原告団役員が対応しますが、経過等は原告団ニュースなどでご報告します。


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