[静かな空をもとめて] 第2次新横田基地公害訴訟原告団

現場検証が行われました

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現場検証が行われました

2016.01.29

第2次新横田基地訴訟としては最初の現場検証が、1月29日に行われました。

現場に直接足を運ばれたみなさんも多くいらっしゃいましたが、大変お疲れ様でした。

午前10時20分、横田基地に国道16号線を挟んで隣接するドン・キホーテ多摩瑞穂店屋上での検証を皮切りに、午前中にスーパー・オリンピック瑞穂店屋上での検証まで終え、午後は、瑞穂町箱根ヶ崎の個人住宅(国側申請・防音工事済み)、昭島駅南口前のマンション屋上、横田基地サウスゲート付近、拝島第二小学校での検証を行い、最後は昭島市美堀町の原告宅での原告本人尋問まで、実に丸1日がかりの検証となりました。

検証の状況について弁護団から説明を受ける原告団(昭島駅南口)

天候は朝から曇りがちで、昼頃からは雨が降り出し、昭島側での検証時には雨脚も強くなって、前日までのポカポカ日和から一転、寒さに震える検証となりましたが、検証中には離着陸するC-130輸送機、着陸するC-5ギャラクシー、軍用ヘリコプターの訓練、チャーター機の飛来など、現地での騒音被害の一端を裁判官に直接体感してもらうことができました。

横田基地に着陸するC-130輸送機 横田基地に着陸するC-130輸送機 横田基地に着陸するC-130輸送機 検証中の拝島第二小学校上空をかすめ飛ぶC-5ギャラクシー

検証と並行して専門業者による騒音測定も実施していますので、裁判官が実際に体験した爆音を数値化して証拠にする予定です。

なお、ひとつ残念だったのは、「検証手続は非公開が原則」ということで、裁判所が原告のみなさんが大勢現地に集まることを好ましく思わなかったため、お集まりいただいた原告のみなさんが検証の様子を見守ることがほとんどできなかったことです。

昨年、仙台地裁で行われた津波訴訟での現場検証の様子がテレビ報道されたことがありましたが、本件での裁判所からも、この時の現場検証について好ましくない例として言及されていました。もしかすると、最高裁あたりから検証の進め方についてのお達しがあったのではないかと見ています。原告本人が裁判手続に参加すること自体は何も咎められるところはありませんが、原告以外の参加者が含まれているのではないかという懸念をしていたのかも知れません。

今後行われる検証手続などでは、裁判所の誤解や懸念も解いていくことを考える必要がありそうです。


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