[静かな空をもとめて] 第2次新横田基地公害訴訟原告団

第8回口頭弁論期日が開かれました

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第8回口頭弁論期日が開かれました

2015.03.18

 ようやく春めいてきた2015(平成27)年3月18日、東京地裁立川支部で第8回弁論期日が開かれました。
 また、弁論終了後、第4回進行協議期日も開かれました。

裁判長交代

 今回から裁判長が交替となりました(前任の太田裁判長の定年退官による)。新しく着任された裁判長は、瀬戸口壯夫裁判長です。

提出書面

 今回の期日までの原告被告双方の提出書面は次のとおりです。

  • 原告側
    • 準備書面(13)-将来にわたる損害賠償請求に関する主張
    • 原告本人尋問申請書
    • 訴訟進行についての意見書
    • 現地検証の行程案
    • その他各種証拠書類
  • 被告(国)側
    • 準備書面(12)-騒音測定結果などに関する釈明
    • 証拠書類

口頭弁論手続

 今回の口頭弁論期日では、まず提出済みの陳述書の原本確認が行われました。300通を超える陳述書でしたので、確認作業がなかなか終わらず(特に国側の確認作業)、結局一旦法廷を閉廷した後で、別室で国側の作業をしてもらいました。
 傍聴されたみなさんにはたいくつな法廷だったかも知れません。しかし、原告のみなさんが騒音被害でどんな思いをしているか、その声を証拠として取り扱うために必要な作業でした。当初の予定より30分も延長になりましたが、これでかなりの数の陳述書が正式に裁判上の証拠として取り扱われることになりました。

 また、今回提出した準備書面(13)に基づいて、弁護団からその内容の陳述をしてもらいました。
 将来にわたる損害賠償請求は、これまでの裁判例ではほとんど認められてきませんでした。本来は違法な騒音をなくすことが最優先ですが、何度判決が出されても騒音被害がなくならない以上、せめて賠償については一々新しい裁判を起こさなくても最低限の補償がされる必要があります。全国各地で基地騒音裁判が繰り返されているという異常な事態を、司法の立場から解決してもらいましょう。

進行協議手続

 引き続き行われた進行協議期日では、今後の審理計画について協議を行いました。
 次回の法廷では、横田基地での飛行状況を記録したDVDの上映を行ってもらいます。その後、現地での検証や原告本人尋問などが行われることになりますが、今回の進行協議ではその詳細までは決まらず、今後引き続き審理計画についての協議を継続することになりました。

次回期日

 次回、第9回口頭弁論期日は、

2015(平成27)年4月22日 午後2時~3時30分
東京地方裁判所立川支部(民事第1部)101号法廷

です。

今後の裁判日程

 また、今後の裁判関係の当面の日程は以下のとおりです。

  • 2015.04.22 02:00pm 第9回 口頭弁論(飛行状況のビデオ上映を予定しています)
  • 2015.04.22 04:30pm 第5回 進行協議
  • 2015.07.08 02:00pm 第10回 口頭弁論(新たに決まりました)
  • 2015.07.08 04:00pm 第6回 進行協議(新たに決まりました)

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